ケリー、内縫い vs 外縫いを比較【エルメス ケリー25】

こんにちは、馬とエルメスが大好きなパリ在住バイヤー愛です。
買付けの様子やエルメス新着情報はインスタをチェックしてみてくださいね♡

ケリーを検討するときに、気になるのはやっぱり【サイズ】【色】【内縫い・外縫い】どちらをするかですよね・・。

そこで、今回ちょうど珍しく手持ち在庫でケリー25の内縫い・外縫いがあるので、それぞれの実寸重さ利点・欠点のみならず着用画像などを含めた内縫い外縫いの違いをレビューしたいと思います💛

愛しのケリー、内縫い、外縫いについて徹底レビュー!

今回手持ち在庫があるケリー25のスペックをご紹介。

・ケリー25 内縫い トゴ  ブラック シルバー金具

・ケリー25 外縫い エプソン ブルーインディゴ ゴールド金具

こうやって並べてみると本当に違いがわかりますよね ❤ ❤

外縫いの方が、その名前の通り縫い目が外に出ているためしっかりとしたストラクチャーが特徴で、内縫いはクラシックなバーキンのように縫い目が内側になっているため、柔らかい印象でカジュアルにも使いやすい印象です。



ケリー25 内縫い・外縫いの実寸

外縫いの方がかっちりしているイメージが先行していますが、実は実寸も外縫いの方が大きめということはご存知でしょうか?

内縫いのケリー25は 横23cm 縦18.5cm(ハンドル含28.5cm) 奥行き10.3cm

外縫いのケリー25は 横25cm 縦18.8cm

横・縦長さも外縫いの方が、多少大き目なことがわかりますね。

エルメスのバッグは全て職人さんの手作りのため、少しだけばらつきがある可能性があることはご了承ください(^^)




ケリー25の外縫い、内縫いの重さの違いは?

内縫いはトゴやスイフト、外縫いはエプソンやボックスカーフというように、ケリーはその形によってレザーの種類が変わります。

ケリー25の場合、内縫い(トゴ)は521g

外縫い(エプソン)は、506gでした🌸

(ちなみに両方とも、ストラップやカデナを外しての重さになります)

ちなみに豆知識として、スイフトやエバーカラー(内縫い)のほうがエプソン(外縫い)よりも軽いようです。

ケリー25は小さいサイズで観劇やレストランに連れて行くのにぴったりですが、意外と小銭入れなどの重めのものを入れると重さを感じることがあるので、個人的には鞄自体が軽い方が好みです❤




ケリー 内縫い・外縫いの利点・欠点とは?

内縫いの利点◎・欠点×

◎ 内縫いの利点は、カジュアルからエレガントスタイルまでコーディネートの幅が広い(着物にも合わせやすい)

◎ 左右のマチを外に出して、幅を広げて使うことも可能。(トートバッグみたいな使い方もできる)

◎ 革が柔らかいのでサイズの割にはたくさん収納可能。

◎ 外縫いに比べて価格が安い(フランスでは内・外縫いは約6万円ほどの差がある)

✖ 欠点としては、素材にもよるがスイフトなどは発色が素晴らしいものの柔らかいた経年による型崩れが発生しやすい。

ただし、型崩れは保管時のケアによってはかなり防ぐことができます。湿気を吸い取る新聞紙を布にくるんで詰めてもいいですし(色移りに注意してくださいね)、バッグインバッグを保管時にもつけっぱなしにするのもお勧めです。


外縫いの利点◎・欠点×

◎ 外縫いの方が縫い目が出ており台形なので、しっかりとした印象で、エレガントで会食やビジネスシーンにも使いやすい。

◎ 経年による型崩れが少ない。

× 欠点としては、お作りが少ないので国内での出会いが少ない、

× 固いので開閉が少し難しい。バッグの上部が固くすぼまっている形のため、内縫いに比べて荷物が限られる。

× 内縫いに比べて価格が高い。

こうやって利点・欠点を並べてみると、内縫いのほうがよさそうに感じますが、見た時にビビッとくるフィーリングが一番大事かと思います(^^)

ケリー25の内縫い・外縫いの着画

いかがでしたか?コーディネートによってかなり表情が変わりマルチに使える内縫いと、エレガントでその美しい形が長持ちする外縫い。

エルメスのバッグは魔力があるので、色々と迷ってしまいますが、素敵なバッグと出会えると良いですね♪

↓万が一雨が降ってしまった時の対策に、大切なバッグの中には常にミニ傘を忍ばせていただくことをお勧めします。一度シミがついてしまうとお直しできないので…😭


長さが15㎝しかないので、本当に重宝します!